剣道の眞風    流祖 松本備前守尚勝


鹿嶋神宮は武甕槌大神を祭られ祭祀は神武天皇即位の元年で武の神である。古来鹿嶋の太刀神妙剣、又は一の太刀と言い法を立て剣法を相伝え武道の中心地をなし諸国の武芸者が集って修業し剣道の大学院とも言うべき地であった。斉明天皇の御代に三韓を放棄せられ城を築き烽を設けて防備を厳にするや、其の守備兵を防人と言い、是を鹿嶋に集め武道を学修させ長途に上らせた。この事を鹿嶋立と言い、今に至るも長途の旅行にたつ事を鹿嶋立ちと言う言葉が残っているのである。宮司は同時に城主であり、禰宜は家老であった。領主は神領全部を含むを以て隠然たる権勢を持っていた。松本備前守紀政元(尚勝)は常陸国の鹿嶋左衛門太夫の宿老とて代々の家老三人の内の一人である。左衛門太夫は桓武天皇の末葉である。朝夕鹿嶋の神前に祈り或る夜夢にて一の巻物を授け賜った。是即ち神伝霊剣の太刀筋である。是は法定の型の太刀筋である。其の巻物は源九郎義経の奉納する処の書で太公望の六韜三略の伝である。是は鬼一法眼から義経へ伝授の巻物である。是を授かってから熟練して剣の奥儀を悟って名人となったのである。

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